壁への叫び声

誰にも届かない一方通行のつぶやき

読書感想文の書き方

今週のお題「読書感想文」

 

「読書感想文」といえば夏休みの宿題のラスボスという存在であった。

 

夏休みの宿題といえばいろいろあるが、この「読書感想文」については何をすべき課題であるのかがわからなかった。今思い返せばこの読書感想文だけ夏休みの宿題の中で目的、やり方があいまいだったのではないかと思う。

 

まず他の宿題について整理してみる

・問題集

→前学年、1学期に習ったことの復習をする。一度やったことのおさらいなのでできた。

・工作・自由研究

→図工or理科と同じ。ものを作ることが好きだったので苦ではなかった。

・習字

→習字の授業があった。習字教室へも通っていたので夏休み前半に終わらせてた。

・ポスター

→発表されていたやつと同じように描いた。

・夏休みの感想文

→実体験の中で楽しかったことを水増しして書いた。

 

このような形で授業で習ったことや身の周りに参考にできるものがあったためこれらの宿題で苦労した記憶はほとんどない。

 

一方読書感想文については、冒頭に書いたように何をすべき課題かわからなかったため手が付けられなかった。

幸い本を読むことは好きだったため、本の選定や読むことは問題なかった。

そこから読書した感想または本についての感想を書くのだが、せいぜい原稿用紙1枚程度にしかならなかった。

そこから、無理やり同じような文章を書き続けて水増しした感想文になるのだが、それを提出した結果書き直しを要求された。

素直に読書した感想を書いたにも関わらず、再提出を要求されるのには納得がいかなかった。

 

読書感想文とは読書した感想だけでなく、本の内容と自分の体験談をリンクさせること、またそこから社会的問題へとつなげることを書くものらしい。

 

読書感想文を書けといわれてこのことを理解する人はどれほどいるのだろうか?

少なくとも私はこれを理解することができなかったため何を書けばよいかわからなかったのだと思う。

 

また、読書感想文の書き方についての教育もなかった気がする。

突如夏休みに入った瞬間に書けといわれて書き方のわからないものへ挑戦するのは小学生にはハードルが高いと思う。

 

当時は非常に難解な課題ではあったが、大人になって感情の表現方法の幅が広がったので読書した感想文を原稿用紙5枚程度書くことはできるだろうが、再提出を食らうんだろうな。読書した感想を書いた読書感想文の再提出を食らうのは納得いかない気がしますが・・・

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