壁への叫び声

誰にも届かない一方通行のつぶやき

ゴーストトリック クリアした感想

ここ数日ゴーストトリックをプレイしておりました。

 

まずはゲームの紹介から。

 

 

パッケージにて倒れている人が主人公です。

物語は彼が殺されたところから始まります。魂の存在となった彼は記憶を失っていました。殺した犯人は?殺された理由は?それを解き明かすために、魂になって手に入れた力を駆使して真相に迫っていく物語です。

 

推理ものですので、ノベルゲームのようにストーリを読むのが中心ではありますが、情報を集めたり現状を打破するために魂を操るパートもあります。

 

さて、このゲームを始めるきっかけなのですが、まずは評判が良かったことが挙げられます。特に、逆転裁判をプレイし、好きだという人からの評価が軒並み高いのです。

かくいう私も逆転裁判は有名どころはプレイしており好きな作品でございます。ならば楽しめるゲームであることは間違いないでしょう。

本ゲームのディレクターは逆転裁判と同じ人ですからね。

ということで、楽しむことが約束されたゲームならばやらないわけには行けません。

 

さて作品の感想です。まずはネタバレなしで記載していきます。

■総評

評判通り最高のゲームでした。

逆転裁判が好きだという人はもれなく好きでしょう。

なんなら逆転裁判のスピンオフ等よりも逆転裁判感があります。

キャラクターであったり、ストーリー展開、せりふ回し、トリック等いい意味でぶっ飛んでます。

まさに好きな事柄が詰め込まれた作品でした。

 

■ストーリーについて

ストーリーは全体を通して矛盾が感じられないところがまず良いポイントです。

それに加え、最終章における次々と真相が明らかになっていくところは、目が離せなくなっていきます。

 

1章1章は短いながらも単体で楽しめるものになっていますし、それが全体に影響を及ぼすのは、終わった後のなるほど感につながり気持ちが良いです。

 

トリックだったり、殺害方法、殺害の回避方法はフィクションでありながら、ものすごく頑張ったら現実でも起きてしまいそうな感じにリアリティを感じます。とんでもでありながら、なぜか妙に納得してしまうのが非常に良いですね。

 

■ゲーム性

ゲーム独自の要素としては、オリジナルのギミックが本当のこのゲームらしさがあったと思います。

魂となって手に入れた力が

・時間を巻き戻すこと

・物に憑りついて操ること

なのですが、これを駆使してリアルタイムに進行していくシーンから殺人を回避するというものになります。

 

物に憑りついてできるのはタイヤを転がすやライトをつけるなど、一つ一つのできることは小さなことなのですが、それを複数使えばピタゴラ方式で大きな挙動となり現実を塗り替える大きな結末に塗り替わっていきます。

トリツクことでトリックを塗り替えるのです。

このゲーム性とそれと合致するストーリー展開が非常に面白いのです。

 

ストーリーだけを楽しむのであれば、紙の本のが良いと思ってしまいます。

ストーリーがなかったとすると、ただの謎解きになってしまいます。

 

このゴーストトリックは本当にストーリーとゲーム性がマッチしており、

ゲームでなければ楽しめないものを提供してくれているのです。

 

 

ということで気になった方はぜひ購入してやってみてください。