壁への叫び声

誰にも届かない一方通行のつぶやき

要望を伝える

家電量販店の店員さんへ

「テレビとレコーダーを接続するケーブルが欲しいです。」

と伝えた場合、こちらの要望は本当に正しい意図を伝えられているだろうか?

 

もちろんあなたが電子機器の接続に精通しており、本当に必要だと思っているケーブル要件が一意に決まっているのならば問題ありません。

そもそもそういった状態ならば要望の伝え方が変わるはずです。

 

こちらは素人考えで要望を伝えようとしたときに発生する意味のない要望です。

相手には何も伝わらない要望です。

相手に伝わらないだけならともかく、本当に自分がやりたかったことを何一つ達成できないことがあります。

 

自分が本当にやりたいことは、

「テレビとレコーダーを接続し、録画・視聴がしたい」

ということではないだろうか。

そしてわざわざ店員さんに声をかけたということは、

「テレビとレコーダーを接続し、録画・視聴するための環境構築についてサポートしてほしい」

ということではないだろうか。

 

接続端子が映った写真を見せた場合、

前者の場合はHDMIのケーブルだったり、DVIのケーブル、アンテナケーブルなど様々な選択肢が出てきます。

後者の場合は店員さんがあなたの要望をかなえるべく必要な機材をすべてそろえてくれるはずです。

このようなクリティカルな質問をするために私は、

ものが欲しい

のではなく、

得られる結果を伝える

ことを心がけています。

 

最近身内がこのように質問をしていたので、修正するよう伝えました。

今回の場合ケーブルを買ったとするとおうちに帰って接続したが何も変化はないという悲しい現実だけ残ってしまいます。

 

要望の伝え方はしっかり考えないといけません。

あなたが欲しいのは

ケーブルですか?

録画を見ることですか?