音楽を聴くときは基本的にランダム再生が好きです。
古い時代を考えれば、アルバム曲を聴くときや自分で作成したMDのリストは何度か聞いていると次に来る曲がわかってしまい、何となく盛り上がり切れないことが原因かなと思います。
もちろん順番には意味があるでしょう。アルバムなんて能力のある人が考え抜いて決めたものでしょうし、自作のリストだって最初はこの順番で聞いたら心地よいと考えて作ったものです。
にもかかわらずランダムが好きなんですよね。
ランダムが好きというか不意に特別好きなものが流れてくると気分が乗ってくるということでしょう。
CDの時代ならば15曲程度、MDになれば40曲程度。ipodでは数百曲とランダム要素が高くなればなるほど特別好きな曲が流れると嬉しいものです。
さて最近は、それらを使うことはなく、音楽ストリーミングサービスを使うのがメインになりました。こうなってくるとある程度ジャンルは絞るにしても再生される曲の不確定性は高くなってきます。
そうなったときに、聞かなくなってしまった曲が流れてくると気分がすごく乗ります。
まったく記憶から抜け落ちてしまった曲が流れたときはしびれましたね。
特に有名な曲ならばどこかで聞くこともあるでしょうが、マイナーな曲となると聞く機会など自ら進まなければほぼありません。
受動的にマイナー曲を摂取できるのはうれしいものです。
というわけで誰もわからないでしょうが、突如流れてしびれたのがこの曲でした。
川嶋あいの「天使降臨」
2005年の楽曲です。カップリング曲なのでラジオ等でも流れることのほぼ無い曲です。ピンポイントでこれが流れてくるのは恐怖すら感じました。
音楽のストリーミング再生については利益関係のことで賛否が分かれているものではありますが、マイナー曲を受動的に聞くきっかけになるというのは今までになかったメリットではないでしょうか。