壁への叫び声

誰にも届かない一方通行のつぶやき

祝完結 「サイレント・ウィッチ(外伝)」

さて何度目の登場でしょうか。
小説家になろうで連載していた「サイレント・ウィッチ(外伝)」が完結いたしました。

外伝とは名ばかりで、本編終了後の後日談を短編でやっていたと思ったら
気が付けば超大作の物語が進行していました。

外伝じゃなくて普通にサブタイトルがつくレベルの物語でした。
あとがき曰く本編の文字量超えたようです・・・(外伝???)


全体的な感想としてはキャラクターの見せ方がうまかったです。
本編で登場した人物の活躍の場がそれぞれ用意されていました。
活躍の場があるとなると、何となくご都合主義が見えてくるのですが、
そんなことが全くありません。伏線というか物語の運び方が上手だからでしょう。

あぁなるほど、確かにこういった場面ならばこのキャラクターが適当だとしか思えない
ストーリーでした。
物語の流れもきれいですが、活躍の仕方もとても凝っています。
事前に出ていた情報・設定を十分に発揮しているのです。
ぽっと出の新しい能力で活躍するのではないのです。

そういった作者の構成のうまさが光る作品だったと思います。
ちなみに本編はこの構成のうまさが、短編ではなく1作品に込められています。
すべてはエンディングのための伏線だといえるくらいに気持ちの良い作りをしています。

この後は外伝の後日談(やはり外伝とはとなってしまう・・・)
そして舞台を変えた新作ということなのでこちらも楽しみです。

 

 

12時更新という社会人にやさしい更新時間でした。
お昼休みは毎回今日は更新されていないだろうかと開いていたものです。
毎日の楽しみがまだ続くようで一安心。

 

書籍版も気長に待ちます。

というか、書籍版が出ないと作者に還元ができないのだが・・・