壁への叫び声

誰にも届かない一方通行のつぶやき

読了 変な絵

はい。宣言通り購入し読みました。10/20発売なので1日で読み終えました。

それくらい面白い作品です。

 

 

 

wall-san.hatenablog.com

 

今回もホラーというよりもミステリーよりかなと思いました。もちろんホラー要素もありますが・・・

 

さて本記事ではネタバレは控えつつ感想を書いてみようと思います。

控えるといっても知りたくない内容が出てくる可能性はあります。特に新刊ですので読むときは注意してください。

注意はしました。それでも良いという方は次へどうぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まずは事前にいろいろと情報が公開されていたようですが特に謎解きはしませんでした。前回の作品もそうでしたが、考えすぎるよりもテンポよく読み進めたいという雰囲気の作品です。もちろん考えても相当面白く考察できるでしょう。

 

今回の作品も一つの大きな謎からとっかかりを見つけ紐解いていく作品でした。

大きな謎というのが絵です。見たときに何となく仕掛けには気づくことはできました。ただし、電子版を購入しており、おうちにプリンターはないのでその仕掛けを脳内で再現することはできず結論は本編で解説してもらいました。

 

いくつかの絵が登場するのですが解読できたのはそのうちの1件のみです。

それ以外は本編での解説で理解しました。

凝ったトリックを使っているのでこれに気づくにはなかなかの推理力が必要そうです。

 

さて、今回の作品は時系列と登場人物の名前が意図的に隠されて進行していきました。
まぁ想像できる範囲で嫌だと思われる関係がどんどんつながっていくのは良く練られた構成です。この小出しされた情報がつながっていくところ・謎が解明される流れが本当に気分が良いのです。いや、良くない話がつながるので恐怖を感じるのですが・・・

 

最終的には大きな謎が解かれたので気分よく終わったのですが、何となくもやもやが残っています。おそらくこのもやもやはまだ解き残しがあるような気がするからです。

これが杞憂ならばよいのですが、前作がこの謎が解かれた後、そのあともう一つの真実が隠れていました。今回はそれがないのです。

 

基本的にこういった作品では無駄な文章は可能な限り省くはずです。
それにしては無駄と呼べるような部分がいささか引っ掛かります。

 

もう一度初めから読み直しすることと、登場人物の関係性・時系列の整理をしながら読みたくなる作品です。

 

何かわかったらここに書きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気になる部分(ネタバレ注意)

優太が肉が苦手であること

刑事の孫

美羽の母親